この種の契約では、明確に定義された調達品に対する一括固定価格を定める。調達品が明確に定義されていない場合には、購入者も納入者もリスクを負う。定額契約は、スケジュール目標のように設定したプロジェクト目標の達成、または目標を上回ることに対するインセンティブを含むことがある。
●定額契約(FP: Fixed Price)
●定額インセンティブ・フィー契約(FPIF:Fixed Plus Incentive Fee)
■実費償還契約
この種の契約では、実コストに、納入者の利益相当分を加えた金額を納入者に支払う(償還する)。コストは通常、直接費か間接費に分けられる。実費償還契約は、スケジュール目標や総コストのような設定したプロジェクト目標の達成、または目標を上回ることに対してのインセンティブを含むことが多い。
●コスト・プラス・インセンティブ・フィー契約(CPIF:Cost Plus Incentive Fee)
■Time&Material
この契約は、実費償還型および定額型の両面を持つ複合型の契約上の取り決めである。T&M契約は、契約成立の時点で契約の全体総額が取り決められていないので、契約に制限がないという点において、実費清算の契約内容に似ている。
●コスト・プラス・固定フィー契約(CPFF:Cost Plus Fixed Fee)